複利とは、株式投資したお金が雪だるまのように、どんどん増えていくことです。
100万円投資して、1年で10%増えた場合、110万円になります。そして、2年目には110万円の10%(11万円)増えるので、121万円になります。つまり、「増えた分がまた増えていく」ということです。
単利では、100万円投資して、1年で10%増えた場合、110万円になります。1年目までは複利と同じです。しかし、2年目で差がつきます。2年目には、110万円の10%が増えるのではなく、元々の100万円の10%である10万円しか増えないので、120万円にしかなりません。つまり、「元々あった100万円しか増えない」ということです。
時間が経てば経つほど差は広がり、上の表のようになります。
「お金」は人が作ったものなので、人のルールです。
しかし、「複利」となると「よりよくなっていく」ことになるので、宇宙のルールとなります。
人の欲望や課題がなくならない限り、経済成長は続いていくので、経済は「よりよくなっていく」ことになります。
以下の記事で書いた通り、そもそもこの世界は「地球のルール」によって、「制限制約がある」ので、この世界から課題がなくなることはありません。課題を解決し続けて、右肩あがりでよりよくなるように、仕組まれています。宇宙のルール「よりよくなっていく」という原則からしても、この「複利」という考え方はとても筋が通っています。なので、人類全体で見れば、必ず経済成長を続けていくことが推測されます。
※人のルールはコロコロ変わる、半分正解で半分間違いなので、どこの「国(人が作ったものだから人のルール)」が成長するかは時代によって変わりますが、人類全体で見れば必ず「右肩上がり」になるように宇宙がこの世界を作っています。
宇宙のルールなので、「長期的」「効果が出るまで時間がかかる」「ある時点から急上昇する」「よりよくなっていく」という考え方ですね。下記の記事のグラフの右下にあたるものが精神世界のグラフであり、「宇宙のルール」です。
この「複利」の力は、「継続=長期的」によって真価を発揮します。一日1%よりよくなると、一年後には37倍になっていて、何もしなかった場合はほぼ0になってしまう。それはもう、とんでもない差がつきます。
このグラフのポイントは、「すぐには結果が出ない、ある時点から急上昇する」ということです。ここで、頂上へ辿り着くまでに難関が用意されており、簡単にはゲームクリアできないようになっているということですね。下記の記事で、「急上昇するある地点」について考察しています。
複利は奇跡と言っていい力を持っていて、絶対に味方にしないといけないことがよくわかります。
短期的には人のルールであるお金(現金)を持っていた方がいいですが、長期的には宇宙のルールである株式(よりよくなっていく)を持っておいた方が良さそうですね。
また、以下の記事で、短期的には給与所得・長期的には事業所得が正解だと考察しています。
お金にも、「順番」があり、戦略があると考えています。
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