「常識とは、18歳までに集めた偏見のコレクションだ」
アインシュタイン
「常識」は人が作ったものなので「人のルール」です。時代や場所によってコロコロ変わります。
教育も時代によって正解が変わります。
今までは「暗記中心」で受験勉強をして、できるだけ偏差値の高い高校や大学に行き、大企業に行くことが「正しい教育」だとされていました。ただ、今の時代では年功序列・終身雇用は崩壊し、大企業に行くよりも、個人事業主や起業の方が生存確率が高くなってきています。
教育や常識は「人のルール」なので、コロコロ変わります。
若いうちの教育や経験というものの大部分は、他人からさまざまな鋳型にはめられて自分が作られていくようなものであり、あくまでも受動的なものに留まると言えるでしょう。成人した時、このような人生に疑問を抱き、「自分を変えたい」と一念発起する。出家とは元来、このようなものでした。自己を変えるためには、変えるための自己そのものが確立されてからでなければ、変えるものも変えられないというわけです。
稲盛和夫
→人生前半は「人のルール」を覚えて、「型」を作る。「型破り」をするためには、まず「型」を覚えないといけないからです。そして人生後半30歳以降は人のルールに疑問をもって、独立する。
人生後半は、これまでの人生で覚えた人のルールを半分守りながら、今度は自分の手で作っていく。自分で自分のルールを作っていく。自分で自分の人生を切り開いて、自分だけの人生を創りあげていく。それが「個性」となり、自分と周りの人生をよりよくしていく。
人のルールは半分正解、半分間違い。そのため、半分守って、半分作るのが正解。
自分と向き合うことや、人のルールを疑い、「自分で人生を切り開くんだ」と、鎖を引きちぎるように一念発起する(会社員をやめて起業するなど)ことは「痛み」が伴うし、人は「変化」が苦手なので、とても勇気のいることです。
ここで自分と戦えるかどうかが、この世界の、このゲームの分岐点の一つです。ほとんどの人はできないので、このルートを選ぶと「少数派」になってしまいます。少数派になるとたくさん批判されるようになって(痛みや困難が伴う)います。周りに流されて、自分と向き合わない方が楽です。でも、このゲームは「少数派」になることで頂点に到達することになっている。少数派にお金が集まるようになっています。それがこの世界の、ゲームのルールです。
脳の仕組みが30歳で変わる、脳の成人式は30歳。若い頃は無意味記憶力(暗記)が高く、30歳からは創造性や解決能力が右肩あがりで上がっていく。人生前半は与えられた問題を解く、覚える。人生後半は問題を見つける能力、創造性が大事。ということが下記の本にも書かれていました。
人のルールと地球のルールを攻略して大人になったら、今度は宇宙のルールを攻略するために、「こどもの自分」を取り返さないといけない。三つ子の魂100まで。生まれ持った「得意」は永遠に変わらない。大人になって忘れているだけ。魂は経験したことは全て覚えています。思い出せないだけです。ここで自分としっかり向き合って、「取り返す」「思い出す」んです。
こどもは「自由」、そして大人は「自立」。この両方を兼ね備えた状態が最強です。
「こどもらしさ」を取り返した大人になった時、人は「本当の自分に生まれ変わる」んじゃないかと思っています。
ここまで来ると、頂点に登ると、「自分の得意なこと」が「唯一無二」となり、希少価値が非常に高くなります。「少数派」になるということは、鎖を外して、自分と向き合い、困難・試練に打ち勝って、自分の「頂点」に到達するということかもしれません。「得意」は宇宙のルールなので非常に強い力を持っていて、その上で希少価値が高いともなれば、確かに「お金」が集まってきてもおかしくないです。
「このゲームは「少数派」になることで頂点に到達することになっている。少数派にお金が集まるようになっている」
ということになります。
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