サイコロジー・オブマネー。セミリタイヤを目指すにあたって、とても役に立った「神本」です。
投資を続けていくにあたって心の支えになってくれた本です。
心に残った部分を抜粋していき、読書メモとして残していきます。
①何事も、見かけほど良くも悪くもない
必ずいつかは偶然が自分にとっていい方向に働くときが来ると信じながら、プレイし続けるのだ。成功における運の役割を理解するほど、失敗におけるリスクの役割も理解できるようになる。成功と失敗には、リスクが大きく影響している。だから、何事も、見かけほど良くも悪くもないのだ
これは、「運」が成功に影響していることを示しています。
②富の比較ゲームに参加してはいけない
他人と収入を比較してもきりがない。比較をしている限り、誰も頂上には到達できないこれは決して勝つことのできない戦いだ。唯一、勝てる方法は、最初から戦わないことである。たとえ周りの人より収入が少なくても、「自分はこれで十分だ」と満足することが大切なのだ。
③複利の力は、あなたの想像をはるかに上回る
複利のもたらす効果を直感的に理解するのはとても難しい。そのため、多くの人が見逃している。
投資に関する最強かつ最重要のアドバイスは「黙ってじっと待て」
いい投資とは、そこそこのリターンを繰り返し何度も手にいれ続けることである
複利の力は目に見えないもので、「宇宙のルール」なので、説得力がありません。しかし、宇宙のルールは最も大きな力を持っています。また、宇宙のルールなので、元本を捻出する努力を終えたら、あとは「何もしない」ことが大事です。
④あらゆる計画で最も重要なのは、計画どおりに進まない可能性を踏まえて計画すること
人間が計画すれば、神が笑う
あらかじめ未来は決まっていて、ほとんどのことは逆算できません。「宇宙のルールは逆算できない、地球のルールは逆算できないけど戦える、人のルールは逆算できる」これが鉄則です。
⑤未来に楽観的であれ
たとえ途中で不運に見舞われたとしても、長期的に見れば物事は自分が望む方向に進むと信じることである。長期的には右肩上がりに成長すると楽観的に考えながら、その途中には地雷がたくさん埋められていることも予め想定しておくべきだ。この2つは、相反するものではない。「短期的には失敗しても、長期的には成功できる」という考えはすんなりとは理解しにくいが、この仕組みでうまくいっているものは世の中に無数にある
「精神的には満足して、技術的には向上する」という、「相反する2つのことが鏡のように同時に存在している」ことが書いてありました。
⑥投資の神様は、代償を支払わずにリターンを求めるものを嫌う
2018年までの50年間で、S &P500の値は119倍に増えた。何もせずにただじっとしていれば、複利で資産を増やせる。投資の世界には株は「長期的に保有すべし」という格言がある。でも、株が暴落している時に長期的な視点を持ち続けるのは、とても難しい。
「価値あるものがすべてそうであるように、投資の成功にも代償が必要だ」
「投資の代償とは、ボラティリティや恐怖、疑念、不確実性、後悔などに耐えることだ」
まさにその通り。
投資を始めてからしばらくして、2022年に暴落を経験しました。その時にこの本に出会いました。
ボラティリティや恐怖、疑念、不確実性、後悔に悩んでいたころにこの本を読んで、評価損益がマイナスになっても、投資を続けることができました。
⑦真の成功とは
「真の成功とは、ラットレースから抜け出して、心の平穏のために生きることである」
この言葉がとても響きました。
自分らしく生きていくために。自由に生きていくために。
淡々とセミリタイヤを目指します。
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