技術的には負けない、精神的には勝つ〜必勝法とは何か〜

哲学

必敗法はあるけど、必勝法はない

勝つためには「運」が絡んでくるので、必勝法はありません。「勝つ」という言葉は「宇宙のルール」であり、「精神世界」の言葉です。つまり、「絶対に勝つんだ」と心で思うのは正解だけど、現実的に「勝つ」ことを目標にすると、「運」が絡んでくる以上、絶対に勝てるわけではないから、うまくいかなくなる。現実世界でできることは「勝つ」ことではなく、「勝つ確率を上げること」です。

「努力が報われるとは限らないが、成功した人は皆努力している」っていう言葉もありますよね。これを言い換えると、「必勝法はないので努力が報われるとは限らないが、成功した人は皆、勝つ確率を上げる努力をしていたので、勝率が高かった」と表現することができます。

もし勝つことが必然で、「100%の確率で絶対に勝つ」というものが存在したとしたら、それは本当の勝利ではありません。

例えば、少年野球チームとプロ野球チームが戦って、100−0でプロ野球チームが勝ちました、とか。

また、東京駅から大阪駅まで行きたい場合、14時の東京駅発の新幹線に乗れば、17時に大阪駅に着くとだろうと、ほぼ正確に逆算ができます。「数字」という人が作った「人のルール」であれば、多くのことで逆算ができます。

もし勝つことが最初からわかってたら、「圧倒的に力に差のある勝負」または絶対に逆算できる「人のルール」に限られます。でも、なんかこれを「勝利」って言うのも不自然ですよね。

「勝つ」=「運」が絡む=精神世界=宇宙のルール

この考え方が大切です。

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一方で、現実的には「負けない」ことが大事です。必敗方法があるので、現実的に取り組みやすい。「負けない方法」は「現実世界」の言葉で、「人のルール」です。

取り組みやすいことから、人のルールから、小さいことから始めるのがこの世界の「順番」です。

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得意なことは分かりずらいし、バッターボックスに立ち続けないと辿り着けない。でも、苦手なこととか、やりたくないこと、嫌いなことはすぐにわかる。人の悪いところを見つけるのは簡単だけど、いいところを見つけるのは難しい。太るのは簡単だけど、痩せるのは難しい。お金を使うのは簡単だけど、貯めるのは難しい。体を粗末にして傷つけるのは簡単だけど、治すのは時間がかかる。

負けるのは勝つことよりも、はるかに簡単です。必敗方法なんていくらでもあります。

つまり、マイナスは簡単で、プラスは難しい

簡単なことから小さく始める

だから、まずは簡単なマイナスから潰していく。まずは負けないように努力する。それが「現実世界」の戦い方です。

この世界は、マイナスが先(下がった分上がる)。痛みが先(筋肉を強くするためにはまず筋トレして筋肉痛になるのが先)。代償を支払う(リストをとった分しか手に入らない)のが先。手放す(手放せば入ってくる)のが先。別れ(別れてから、新たな出会いがある)が先。

マイナスを潰すのが先。マイナスを潰してから、プラスがくる。

だからこそ、人はネガティブなことにすぐに反応するようになっているんです。

まずは苦手なことをやらない。

まずは不幸にならない。お金があれば幸せにはなれないけど、確実に不幸を消すことができる。だからこそ、まずはお金を貯める(お金は人のルールなので、まずは人のルールから攻略する)。

まずはお金を貯めて、徹底的に不幸を消す。お金を貯めて不幸を消したら、稼ぐ力や人間関係、自分の得意の追求など、「運」が絡んでくる分野に挑戦してみる。

「なんでこんなめんどくさいことすんの?最初から必勝法があれば、得意なことがわかってれば、苦労しないじゃん」って思うけど、この世界は、このゲームは魂を磨く旅なので、もう、そういうルールになっています。

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「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」なんて言葉があります。

これを言い換えると、

「勝利には運が絡んでくるから、不思議の勝ちがあり、必勝法はない。一方で、必敗法は存在するから、負けないように日頃から努力しよう」

となります。

「絶対に勝つんだ」という気持ちで、現実的には「負けない確実な方法」を少しづつ、毎日こなし続ける、継続する。

頭はクールに、心は熱く。

負けるパターンを極力潰して、勝つ確率を1%でもいいから上げていく。神に愛されるまで、偶然が重なるまで、一気に急上昇するまで、ひたすら継続する。

よみいさんは「1000本動画を投稿して、1本だけ、たまたま当たった」と言っていました。

もし、どれだけやっても、本当にうまくいかないことがあれば撤退するのもいいけど、「自分自身を諦めない」ことで、経験したことがいつか成功につながる。

努力のうち「1%」が実を結ぶ。

何に取り組むのであれ、その究極の目的は複利を得る(一気に急上昇し、頂点にたどり着く)ために全力を傾ける対象を見つけることだ。

「1%」を見極めるのはとてつもなく難しい。「1%」が見つかったら、君が残りの人生を傾けられる対象。君にとって意味のある対象が見つかったら、他のことは忘れて、それに全身全霊を傾けよう。

君が極められるのは、1つか2つのことだけだ。そして、それはたいてい、君がのめり込んでいることだ。

ナヴァル・ラヴィカント

必ずいつかは偶然が自分にとって良い方向に働くときがくると信じながら、プレイし続けるのだ。

一生をかけて手に入れた作品の99%は価値のないものかもしれない。しかし、残りの1%ピカソのような芸術家の作品であるのなら、全ての失敗を帳消しにできる。ほとんどが間違いでも、トータルで見れば大正解だったことになる。

これは、「テールの力」だ。テールとは分布図の「最後尾」の部分を指す言葉である。

莫大な利益を上げたり、特別有名になったり、巨大な影響を及ぼしたりするものは「テールイベント」=「数千〜数百分の1の確率で起こる例外的な出来事」の結果だ

サイコロジーオブマネー

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そうすると、うまくいかないこともあるし、自分の望んだ形とは限らないけど、必ずよりよい方向に転がり、「人生という大枠で、トータルで勝つ」ことになります。

これが「必勝法」です。

 

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