所有権は本当は存在しない〜全ては借り物〜

哲学

どんな人間の、どんな才能も、天からの授かりもの、いや借り物でしかないと、私は思っています。

稲盛和夫 「生き方」

返報性の法則によって、この世界では所有した分だけ何かを差し出さないといけない

そう考えると、「所有」って、デメリットが多くなるので、あまりいいことではない。

時間、お金、執着、管理コスト、スペースなど。たくさんの代償が発生します。まるで、「所有なんて最低限でいいよ、必要以上の所有は罰則が伴います」と神様に言われているみたいです。

「魂こそが本体で、肉体はその入れ物でしかなく、本体ではない」

そして、魂は何度も転生して、肉体を変えながら何度も魂を磨く人生を繰り返している。という考えで、死んでもあの世に持っていけるのは「魂と経験だけ」で、お金や物は持っていけない。

おそらく、肉体すら、借り物なのかもしれない。

また、ユダヤ人は「睡眠の時は魂を神さまにお返ししている」と考えて、朝起きた時は「目覚めさせてくれてありがとうございます」と思うらしいです。

宇宙に魂を一時的に「お返し」している。借り物ということです。

もし使わなくなった物があれば、メルカリで売却して「世の中にお返しする」。ただの借り物でしかないから。役目を終えたら、物は手放す。そして、今この瞬間、必要だと思っている人の手に届くようになっている。手放した分だけ、今度は返報性の法則で、「今の自分にふさわしい新しい何か」が入ってくる。それは物かもしれないし、情報かもしれないし、人との出会いかもしれません。

「1つ買ったら1つ手放す」という考え方は「1in1out(ワンインワンアウト)の法則」と呼ばれています。この法則は、シンプルな暮らしを実現するための効果的な方法として知られていますが、返報性の法則に従っていて、筋が通っています。こうすれば余計に物を所有することがないので、代償として差し出す「お金・時間・悩み」などがなくなります。

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