人が作った目に見えないものは要注意

哲学

宇宙のルールは強力な力を持つ

だから、宇宙のルールにすがるのは良いことだと下記の記事で考えました。

ただ、要注意。

「人が作ったもの」かつ「目に見えないもの」は要注意。幻想です。

例えば「権力」。人が作ったものなので、人のルールです。

どうしても力のある人には屈してしまうのが人間です。もし拳銃を突きつけられたら降参して金品を差し出すのが普通です。でも、「権力」であれば、降参する必要はなく、そもそも幻想なので、好き放題権力を振りかざしてくる人からは距離を取ったり、必要に応じて、最悪戦うのもありです。

また、誰か偉い人の言うことを聞いていたほうが、自分で痛みをとったり考えたりする必要がなくなるので、「すがる」対象として、権力のある人を求めてしまうこともあるので要注意です。

自分たちは予測とコントロールが可能な世界に住んでいると信じたいので、その欲求を満たしてくれる権威ある人物に目を向ける

モーガン・ハウセル サイコロジーオブマネー

「ニーバーの祈り」の通り、この世界で人間がコントロールできることには限りがあるので、結局痛みをとって自分と闘い、宇宙のルールを守って、宇宙のルールにすがって信じ抜くのが最も成功確率が高いと思います。

あとは「宗教」。人は何かにすがることで平気で居られるので、宗教は大発明。心の拠り所になってくれる。でも、宗教を利用したものが厄介。「権力」を利用し、人が不安定になっている時につけ込んでくることすらあります。

どうしても解決策が必要なのに、良い方法がないか簡単に手に入らないとき、目の前にあるものを信じようとするのだ。

1722年にイギリスでペストが大流行した時、人々が預言や占星術、夢、噂話にこれほど夢中になったことは後にも先にもなかった。

重要な何かを守ろうとするとき、人はなんでも信じようとする

事実を直視できないし、しようともしない。自分が真実であってほしいことを、間違いなく真実だと信じ込もうとする

モーガン・ハウセル サイコロジーオブマネー

この解決策として、サイコロジーオブマネーには下記のように記載されています。

「自分が真実であって欲しいと望んでいること」と「客観的に真実だと思われること」をはっきりと区別できれば、魅力的なフィクションの餌食になりにくくなる

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